憔悴しきった旦那さんが発した言葉は・・・
「俺、また鬱になったみたいなんよ」
「昨日、風呂で手首切ろうとして、はっとしてやめたんだ」
「そして、躁もあるみたいなんよ」
旦那さんと知り合った時、鬱だというのは聞いてたけど、治ったと言ってた。
でも、結婚してから旦那さんの言動に???な事がちょくちょく感じられてた。
妙にはしゃいで、何かと言うと冗談のように「りこ~ん(離婚)」「りこ~ん」と言う。
最初は笑ってた私も、あまりにも毎回毎回繰り返すので「もしかして私にガッカリしてる?」と思うようになり「りこ~ん」と笑う旦那さんに「本気じゃないなら、もう言わないで!」と頼んだ事があった。
他にも、機嫌がいいとずっと喋ってて、私に話しかけてるのか?大きな声で独り言を言ってるのか?時間と共に聞いてるのが段々苦痛になってきた事も。
妙に子供じみた言動をする時があったかと思うと、黙り込んでる時があったり・・・
こうゆう言動が全部「躁鬱」につながってた事がやっと分かった。
更に「精神病院に入ってた事もある」と言う。
その病院は、群馬で出来た友達がかつて勤めていた病院。
そこまで酷かったのか!?
何故、そんな風になってしまったのか?
「最初の奥さんが浮気してたのを見て、俺はたまらなくて家を飛び出したんだよ」
旦那さんと知り合った時、バツ1で子供が2人いる事は知ってた。
でも、結婚する事が決まった後に「おれ実はバツ2なんだよ。2回目の奥さんはデパートで某化粧品メーカーの販売員。自分の稼ぎは化粧品や洋服に全部使っちゃう人で、おれのお袋とも合わなくて、2年位で別れちゃった」と教えてくれた。
でも、最初の奥さんとの離婚理由については詳しく知らなかった。
その理由が浮気・・・
だから、旦那さんは家を出た後、子供たちとも一切会わず。
本当は連絡したかったけど、そうなると最初の奥さんに連絡する事になる。
「それがどうしても厭だった。だから子供の事を言われても知らないとしか言えなかった」
私は、旦那さんに子供の事を何度か聞いた事があった。
娘は結婚して孫が出来てるらしく、息子は海外に居てまだ独身とだけ教えてくれた。
息子は、私が結婚して数か月後に一度家へ遊びに来てくれたけど、今はどこに居るのか連絡が取れないんだとか。
そういった事をポツリポツリと話してくれた旦那さん。
「もしおれが北海道に一緒に行くって言ったらどうなる?」と聞いてきた。
私の返事は・・・